「品」がないね

通勤電車で座っていると、いろんな人が前に立ちますが、最近はボロい格好をしたサラリーマンが何人か続いた。

合皮製のベルトの表面は剥げて、糸はほころび締める穴は元の4倍ほどにサイズアップ。羽織っているジャケットもボタン近くの縁はボロボロ。冴えないジジイだが、よく外出が出来るなと思う。


続いてビジネスバックの取っ手(これまた合皮)がボロボロでセロテープで補強している二十代サラリーマン。
本体は綺麗なので使い続けたいのかもしれないが、特に片方は首の皮一枚つながっているだけ。弧を描いておらず、鋭角で三次元的な角度から重症の度合いが伝わってくる。これまたほつれた白い糸が離れたくても離れられない感じで悲壮感漂う。

セロテープがベタベタになったらそもそも取っ手の意味をなさず、ただのストラップになるだろうに。

物を大切にするのは良いことだが…限界突破してます。本人的にはビンテージという解釈なのかな(笑)